出典元:https://wired.jp/2012/11/25/interview_unagi/
こんにちは。ケチャンです。
世界一のウナギ博士として知られる塚本勝巳さん。
彼の追い求めるウナギへの探求心、
完全養殖への実現にむけてなどを
調べてみました。
目次
塚本勝巳(ウナギ博士)さんプロフィール
氏名:塚本 勝巳(つかもと かつみ)
生年月日:1948年(69歳)
出身:岡山県
【主な経歴】
1971年:東京大学農学部水産学科卒業、
東京大学大学院農学系研究科博士課程中途退学。
1974年:東京大学海洋研究所助手。
1986年:同研究所助教授。
1994年:同研究所教授。
2010年:東京大学大気海洋研究所教授。
2013年:同大退職後、日本大学生物資源科学部教授就任。
塚本さんは学生時代からずっとウナギの研究をされてきた、
まさに世界一のウナギ博士です。
そして、2009年には世界で初めて天然ウナギの卵を
マリアナ諸島西方海域で採集することに成功しました。
そもそもウナギってどんな生き物?
ウナギといえば。日本人の舌に大変馴染みのある、
高級食材ですよね。特に「土用の丑の日」には
毎年多くのウナギが食されています。
そもそも、「ウナギ」と一言にいっても、
その種類は「ニホンウナギ、オオウナギ、ヨーロッパウナギ、アメリカウナギ」など
いくつか種類があります。
日本人に古くから親しまれてきたウナギはニホンウナギが主だそうです。
ウナギは泳ぎがさほど上手ではなく、泳ぐスピードも遅い。
他の魚とはちがって、ヘビのように体を横にくねらせる
ことで泳ぎます。
海で産卵・孵化を行って、淡水にさかのぼってくる「降河回遊(こうかかいゆう)」
という生活形態をとるそうですね。
ちなみに、ウナギの鼻はとても優れていて、
イヌの臭覚と同じくらいあるそうです。
知りませんでした。
ウナギの生態
塚本さん曰く、ウナギの生態は実はまだほとんど分かっていない
そうです。
ウナギのオスとメスがどうやって出会うのか?
オスとメスの割合はどれくらいか?
一度にどれくらいの卵を産むのか?
産卵場所がどう決まるのか?
こういったことはまだほとんどわかっていないそうなのです。
ウナギと言えば「かば焼き」が有名です。
私、ケチャンは大のウナギ好きなのですが、
私が子供の頃、ウナギ重は一つ1,500円くらいでした。
当時から決して安い代物ではありませんでしたが、
今では2倍の3,000円台まで高騰しています。
これは養殖ウナギの値段で、
天然物となると5,000円以上はするようです。
なぜウナギの値段がここまで高騰しているのかというと、
一番の原因は「人間の乱獲」
2番目は海や河の汚れだそうです。
つまりどちらも人害が原因ということですよね?
まとめとケチャン的考察
塚本さんは言います。
このままではニホンウナギが絶滅する。そして
ウナギの完全養殖(卵から親まで全て養殖させること)
の実現も当然ながら、まだ先である。
しかし、その実現のためにはまず、
乱獲を止めること。そして、ウナギを産卵場所へ
全て返してあげて、多くの卵を産ませること。
これだけでもかなりのウナギが増えるだろうと。
それによって、研究材料が増えれば
今よりもさらに細かな情報を収集でき、
ウナギの生態や完全養殖実現が近づくのではないだろうか?
うな重が1,000円台で食べられる時代に
戻ってもらいたい。
とても個人的な願いですが、
ケチャンは切にそう願っています。
※NHK Eテレ
2017年10月4日(水) 24時00分~25時00分
ETV特集「ウナギを追いつづけた男~塚本博士の大冒険~」
に塚本博士が、ご出演されます。
番組では、今年、実際の産卵を見たいと、
潜水艇で調査に挑んだ博士の尽きない好奇心に迫るとの事。
興味のある方は是非、ご覧になってください。
今回も拙い文章&長文をお読み頂き、
ありがとうございました。
コメントも随時お受けしていますので、
気軽に書いて下さいね。運営者 ケチャンm(__)m
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