こんにちは。ケチャンです。
和田佳子、和田浩一夫妻はお二人とも視覚に障害のある夫婦です。
そんなお二人の生活や、10年前に出会った俳句の作品など、
色々と調べてみました。では行きましょう!
目次
和田佳子、和田浩一夫妻とは?
愛媛県松山市に住む、ごくごく一般的なご夫婦で、
33年前にご結婚されました。
お二人の間にはお二人のお子さんもいらっしゃるそうです。
そんなごくありふれたご夫婦ですが、
一つだけ普通の夫婦とは違った面があります。それは
お二人とも視覚に障害を持っているということ。
お二人は、盲学校で出会いました。
そして佳子さんと浩一さんは、33年前にご結婚され、
2人の子どもを授かりました。
ただお二人とも視覚に障害があり、
夫の浩一さんは進行性の病気により現在は光も感じることが
できない状態。
妻の桂子さんも幼い頃から徐々に光を失って行き、
現在はわずかな光を感じるほどだそうです。
そんな和田さん夫婦の子育ては決して楽ではなかったでしょう。
ただでさえ、お二人のお子さんの子育ては予測のつかない
事の毎日で、肉体的にも精神的にも疲労してしまうものです。
そんな大変な子育てが、一段落した
およそ10年ほど前に、お二人は「俳句」に出会い、
世界が大きく変わったといいます。
目から入る情報が全くないお二人は、
季節のうつろいや、日常の小さな変化を敏感に感じ取って、
何気ない日常をいつくしみながら暮らすようになったといいます。
また、お孫さんの成長や、佳子さんの病気などなど、
普通のご夫婦ができる家族写真を見返す、といったことの
できない和田さん夫婦にとっては、
俳句が「写真アルバム」ようなものになったといいます。
どんな俳句作品があるのか?
「さへづりを受くる百でも足りぬ耳」
これは奥様の桂子さんがお詠みになった作品です。
この作品を詠んであなたはどう感じましたか?
春に鳥がさえずる、にぎやかな情景を描いている句です。
この句を勝手に解釈すれば、
「とても耳に心地よい鳥のさえずりは、
たとえ、耳が百あったとしても、そのさえずりから伝わる全ての
良さを感じ取ることはできないほど良いものである」
といったことではないでしょうか?(解釈が違っていたらすみません 笑)
視覚に障害のない人ならば、
(たとえばその鳥が森にいて、そこでそのさえずりを聴いているとして)
まず森の景色があって、さえずりをしている鳥の姿を探すと思います。
鳥がみつかったとして、必死にさえずりをしているその鳥をみながら、
その姿とともに、さえずる鳴き声をわれわれは感じ取ります。
つまり、目と耳の両方から入る情報を元に我々はそれを感じ取るのです。
一方、和田さん夫妻は
鳥の姿だけでなく、森そのものの様子でさえも
まったく情報として入って来ていません。
どんな場所でどんな色で、どんな鳥が鳴いているのかさえも
わからない状況で、その場の様子を感じ取り、
上記の句を詠んだのです。
【俳句】
ご存じのとおり、俳句は「五・七・五」の語から成り立っています。
この数少ない語の配置から伝わる様子には
とても密度の濃いメッセージが凝縮されています。
私、ケチャンが俳句に初めて触れたのは
たしかもう何十年も前の学生の頃。
学校の授業で作ったことは覚えています。
それ以来、俳句というものに携わることなく、
現在まで来ました
が、
歳を重ねてくると、なんだがこういったものに
興味が湧いてくるといいますか、
「素敵な作品を作ってみたいな」と
思うようになるものですね。
これって、人は年を重ねていろんな人生経験を積んでくると
段々とそんな人生をこの世に残したいと思うようになるから
なのかもしれませんね。
まとめ
今回、ご紹介した和田ご夫妻は
2017年10月3日(火) 20時00分~20時30分
NHKのEテレ ハートネットTV
「指先でつむぐ五・七・五~ある視覚障害者夫婦の日々~」
にてご出演なされます。
興味のある方は是非、ご覧になってください。
今回も拙い文章&長文をお読み頂き、
ありがとうございました。
コメントも随時お受けしていますので、
気軽に書いて下さいね。運営者 ケチャンm(__)m
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