こんにちは。ケチャンです。
12/18(月)20時より放送予定のEテレ
【ハートネットTV】に漫画家の
たむらあやこさんがご出演されます。
たむらあやこさんは現在、難病である
「ギラン・バレー症候群」という病気と
闘っておられます。
今回は、この病気についてや、
たむらあやこさんが自らこの病気を
逆手に取り、闘病生活を笑いに変えて
マンガにした作品についてなど、
色々と調べてみました。
たむらあやこさんのチェックポイント
1.たむらあやこさんってどんな人? 2.たむらあやこさんを襲ったギラン・バレー症候群とは? 3.病気の辛さを「笑い」に変えたマンガとはどんな作品なの? |
目次
1.たむらあやこさんってどんな人?
出典元:https://news.yahoo.co.jp/feature/810
生まれ年:1980年(37歳)
出身地:北海道函館市
【主な経歴】
2002年(22歳)の時、病院に
准看護師として勤務されていました。
しかし、ある日、1週間も高熱・吐き気・発疹
が続きそのまま倒れてしまったそうです。
当初は「髄膜炎(ずいまくえん)」
と診断され、そのまま入院されたそうですが、
良くなるどころか、全身まひが起き、
悪くなるばかり。
その後の精密検査の結果、改めて
難病である「ギラン・バレー症候群」
という病気であることを、主治医の先生から
聞かされたといいます。
当時の症状は
高熱、吐き気、下半身の発疹、
手足の脱力感など、とても苦しかったそうです。
「難病=完治は難しい」
いつ退院できるかわからないという生活。
と、ここで普通の人ならもう
治療をすることすら諦めてしまうでしょう。
事実、たむらあやこさんも入院中、
同じような思考になり、ずっと病室で
付き添ってくれたお母さんにこう漏らします。
「もう、殺してほしい」
母親譲りの自称「楽天家」という
たむらあやこさんでさえも、
この時ばかりは心が折れてしまった
のでしょうね。
しかし、さらにその上を行く
大楽天家のお母様は違いました。
病室の、構造上わずかにしか開かない
窓をみて、お母さまはこう言いました。
「あやこ!この窓開かないから!
だから死ねないから!」
「あたしがこのままあんたを死なせない!」
こういう時、女性って本当に強いですね。
たむらあやこさんと、お母さん
出典元:https://news.yahoo.co.jp/feature/810
2.たむらあやこさんを襲ったギラン・バレー症候群とは?
では、具体的にギラン・バレー症候群という
難病はどういうものなのか?
ギラン・バレー症候群とは?
筋肉を動かす末梢神経の障害により、急に手足に力が入らなくなるなどの症状が出る病気。原因ははっきりとはしないが、ウイルスや細菌への感染などがきっかけとなって引き起こされる自己免疫性疾患と考えられている。発症率は10万人に1~2人で、国が指定する難病(特定疾患)。約3分の2の患者では、ギラン・バレー症候群を発症する1~3週間前に風邪や下痢などを起こすとされている。症状の進行は急速で、2~4週間前後でピークに達し、以後回復傾向になり6~12カ月前後で症状が落ち着く。10~20%の患者で後遺症が残るといわれている。治療法としては、免疫グロブリン大量療法または血漿交換療法があり、筋力回復のためのリハビリテーションを行うことも重要とされている。
引用元:https://goo.gl/b4di9r
この病気は「のどが痛い、熱が出る、胃腸をこわす」
というような、風邪に似た症状から始まることが
多いんだそうです。そして、徐々に手足が動きにくく
なっていくといいます。
たむらあやこさんの場合は高熱・吐き気・発疹
から始まりました。
さらに入院中は。症状を緩和する
薬が全く効かず、上記症状に加え、
自分の抗体が神経を攻撃するため、
24時間、焼けるような、そして
引き裂かれるような痛みや
吐き気、全身まひなどによって
苦しめられたそうです。
入院生活は1年3ヶ月も続きました。
発症から15年を経た現在も、手足の感覚は
ないそうです。
ご本人によれば「視覚によって、失った手足の
感覚を補っている」状態だそう。
「目で見えなければ、手がだらんと落ちて
いても気つかず、物一つ持てない」
「暗い場所では立っていられない。
地面にピタンと座るしかない」
でも、マンガを描けるようになるまで
10年もかかったが、入院中の自分と
比べたら、今の自分は信じられないくらい
大きく変わったと、改めて驚いている
とのことです。
たむらあやこさんとご両親
出典元:https://news.yahoo.co.jp/feature/810
3.病気の辛さを「笑い」に変えたマンガとはどんな作品なの?
たむらあやこさんは、2015年に
自らの闘病体験を描いた漫画
「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!」
で漫画家としてデビューされています。
元々、絵を描くことが好きだったそうなのですが、
病気を通じて、看護師さんから漫画家さん
へと見事に転身されたわけですね。
さすが自称「楽天家・タダでは起きない女」
の、たむらあやこさんです^-^
実際にどんなマンガを描かれたのか?
それではご紹介します!
こちらはコミックを連載した
WEBで第1話~第5話までは読めますが、
第6話~最終話は発売中の単行本
でお読み下さいとのことです(笑)
最後に
たむらあやこさんがインタビューを
受けられた時の記事が、私ケチャンの
心にズドン!と響きました。
その時の記事を一部引用しますね
壮絶な体験こそ、おもしろく
入院して1年が経過した頃、医師から「もうこれ以上良くなることはないでしょう」と告げられた。一生寝たきりになる可能性を示唆された時、たむらは半日泣いた後、前を向こうと決めた。
リハビリになるかもしれないと、好きだった絵を描きためていった。しばらくして、小学生時代からの女友だちに「漫画で闘病記を描いたらどう?」と勧められた。「珍しい病気だから、励まされる人が大勢いるはずだ」と。そこで実体験を漫画に描き、漫画雑誌が主催するコンテストに応募したところ、見事入賞。その応募作を描き直した作品が雑誌やウェブコミックに連載され、昨年、単行本として発売された。それが『ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!』だ。
「漫画として(楽しんで)読めるものにしたいと思っていました。壮絶な体験だからこそ、ギャグ的表現の方が伝わるということもあるのかなと思って。それでも編集者から『つらすぎて読めない』という感想が返ってきて、『もっと面白く!』と何度も描き直しました」
「少しでも多くの人に読んでもらって病気のことを知ってもらおう。誰かの役に立って初めて完成」という気持ちで、精魂込めて描き尽くした。
絵を描きたいという、心の片隅にあった小さな欲求を大事に育てたことで、気持ちが前向きになった。感覚のない手で諦めずに絵筆を執り続けたことで、生活自体がリハビリになり、少しずつ筋力が戻ってきた。自信も生まれ、ますますプラス思考が高まるという循環が生まれた。10年という膨大な時間を注ぎ込み、絵で身を立てるという夢さえ叶えられた。
「これ以上よくなることはない」と告げた担当医は、ゆっくりと、でも確実に回復していくたむらの様子を見て、「奇跡だ」と喜んでくれたという。
「お医者さんだって、本音では一番言いたくないことを頑張って伝えてくれたんだと思うんです。結果的にあの言葉があって背中を押されたところはある。先生には感謝しています」
たとえ医師に絶望的なことを言われたとしても、半分ぐらいはそうかもしれないし、そうじゃないかもと思うぐらいの心持ちでいいのかもしれない――。たむらは柔らかな笑みをたたえ、そう話した。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/feature/810
マンガでは闘病記をコミカルに描いて
おられますが、実際には想像を絶する
壮絶体験だったはずです。
それをマンガというツールによって
人生をもプラスにひっくり返した、
そんな、たむらあやこさんが
冒頭でもお伝えした通り、
12月18日(月) 20時00分~20時30分
NHK Eテレ ハートネットTV
「つらいことはギャグになる
~漫画家・たむらあやこ~」にご出演されます。
興味のある方は是非、ご覧ください。
今回も拙い文章&長文をお読み頂き、
ありがとうございました。
コメントも随時お受けしていますので、
気軽に書いて下さいね。
運営者 ケチャンm(__)m
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